点検校正

校正についてのFAQ

Q1.
ISO9000 の認証取得のための品質マニュアルを検討しています。
製品の品質管理に使用している試験機をどのように管理すべきですか?
A
測定値の正当性を確保するためには、規定された間隔で国際または国家計量標準にトレーサブルな計量標準を用いた校正が必要です。
Q2.
その場合、JCSS校正と島津検証とどちらを選択するのですか?
A
お客様の製品の品質の証明に使用した試験機の品質の証明が対外的に必要な時は、JCSS校正をお勧めします。工程内の品質維持のために行う検証であれば、島津検証が有効です。
Q3.
JCSS校正と島津検証との有効性の差異を簡単に説明して下さい。
A
JCSS校正証明書には、国際的計量標準(力標準)にトレーサブルであることを国家的・国際的に認証するものです。島津検証結果報告書は、検証に使用した力標準器の校正証明書の写しを添付しますが、対外的な認証性はありません。
Q4.
島津のフローテスタムーニービスコメータを使用しています。
どのような検証をするのですか?
A
JCSS校正は一軸試験機のみに対応されますので、汎用試験機は対象外となりますため島津点検・検証を受験して頂くことになります。主に試験機の温度検証、荷重検証を行い(フローテスタではストローク検証も追加されます)、それぞれの検証に使用し、標準器の校正証明書の写しを添付します。
Q5.
島津の油圧疲労試験機サーボパルサを使用しています。
どのような校正をするのですか?
A
疲労試験機は、動的標準が確立されていませんのでJCSS校正の対象とはなりません。ただし、サーボパルサは、一般的に静的試験の領域から低サイクル疲労試験に使用されますので、その範囲で、一軸試験機の範疇=油圧万能試験機とみなして校正または検証を行います。JCSS校正、島津検証ともに有効 です。
Q6.
島津のHMV、DUH(微小・超微小硬度計)は、どんな検証をするのでしょうか?
A
HMV、DUHは、試験力、読み取りスケール、基準片による総合検査を行います。

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